猫背を治したいと思って、矯正ベルトを着けたり猫背を治すストレッチをしています。
でも背骨を伸ばす姿勢をすると、その後は必ず胃痛になったり気持ち悪くなったりします。
胃がムカムカして胃薬を飲まないと治りません。
その繰り返しになるだけなので、もう猫背矯正は止めた方がいいのでしょうか?
私は猫背矯正ベルトを着ける時間を守っていますが、一日中つけていたら胃潰瘍になったという話を聞いたので心配になりました。
猫背を治そうと懸命に努力されてきたのですね。
背骨を伸ばすと良くなるはずなのに、胃が痛くなるのは悲しいですよね?
でも、外側から姿勢を正そうとしてもカラダは対応できないのかもしれませんね。
どうしてなのか今からお話していきます。
猫背になってしまった理由
実は今の姿勢は無意識のうちに脳がバランスをとった結果なのです。
あなたはいつも頭の位置を意識していますか?
もちろんいちいち考えてないですよね^^?
それでも転んだりしないのは、意識しなくても常に頭が水平に安定するように脳がバランスをとってくれているからなのです。
ではどうして姿勢が歪んでしまうのでしょうか?
それは、日常生活で歩いたり走ったり、立ったり座ったりいろんな動作をしますが、人ぞれぞれ癖があります。
自分では気づかない動きの癖が猫背やガニ股など今の姿勢をつくる要素になっています。
ですから、今の猫背は関節が長い時間をかけて力のかかる方向に従って形を変えた結果ということになります。
自分の癖で姿勢ができるなんて、驚いてしまいますね!
猫背矯正ベルトをつけると胃の調子が悪くなる理由
矯正ベルトや背骨のストレッチによって胃の調子が悪くなる理由は何でしょうか?
それは、人間の骨格の中には内臓があり、隙間なく血管や神経が通っているからです。
そして、普段の姿勢に適応するための適切な位置があります。
骨をつなげたり動かす腱や筋肉がバランスが緩んだり縮んだりすることで骨格も決まってくるのです。
ですから、現在のあなたの状態は良いか悪いかは別として、非常にバランスが取れた状態なのです。
しかし、矯正ベルトを使用することで骨格を外部からの力で骨格を無理に変えようとしていることになります。
その結果、筋肉は刺激を受けて緊張してしまうでしょう。
また、無理に背骨を伸ばすと肋骨も広がり、骨や内臓、神経の位置や圧も変わってしまいます。
それらがストレスとなり、胃の痛みとして脳が危険信号を発することも不思議ではありませんよね?
私たちは常に動き回り、自分の体重で全身の関節に大きな力をかけています。
そう考えると、矯正ベルトなどで外部からの力で骨を無理にずらしてもカラダに定着すると思えませんよね・・。
では、どのようにして猫背を治していけばいいのでしょうか?
猫背改善で一番先に整えたい関節は?
人間のカラダには260の関節があると言われています。
そして大きな動きは全身の小さな関節の動きの結集です。
そう考えると、全身の一つ一つの関節が最大の可動域で正しく動かないといけません。
でも、それが簡単に出来たら苦労しませんよね?
そんなあなたにはまず「足」から整えることをお勧めします。
カラダの中で唯一地面と接しているのは足の裏です。
そして、足には関節がとても沢山あり、そこにはメカノセレブターという地面の傾斜や凹凸の微細な情報を脳に伝えるセンサーがあります。
そのセンサーが働き姿勢のバランス調整をしています。
足の裏でしっかり全身を支えることができれば、姿勢が正しく保て関節は歪みません。
でも、現代人は靴を履くことで、センサーはどんどん退化していると言われています。
だからこそ、足のセンサーを回復させるのが一番効率的だと思いませんか?
足元のセンサーを改善せずに上半身だけを何とかしようと思っても無理があるのはわかりますよね?
まずは、硬くなっている足首、足の甲、足指や足裏をほぐしてみましょう!
きっと全身の筋肉も緩み他の関節も動かしやすくなると思いますよ。
足指と足裏のセルフケアのYouTube動画を是非参考にしてみてください。
>>https://youtu.be/y05DzIPcytA?si=_ZQ-8qspJQLuGM-o
<参照> https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4519225/
もっとカラダに優しい方法で猫背を改善しませんか?
私の教室では、脳神経学を活用したトレーニングを通じて、足の関節から頭まで、自分のカラダの位置や動き、力の入れ具合などを感じる固有受容覚の機能を向上させています。
筋肉や骨格ばかりではなく、視神経や三半規管などのトレーニングも取り入れ、自然な美しい姿勢を目指しています。
「Neuro美姿勢&ウォーキング」で姿勢と歩き方を変えて、猫背を確実に改善をしませんか?
ご興味のある方は一度体験レッスンにお越しください。
下記ボタンより内容を記入して返送してください。